木村代表へ質問シリーズ②         大嘗祭が終わり阿波忌部麁服調進協議会の  その後と現在は?

麁服調進の為に山川町で機織りをする為に組織した「阿波忌部麁服調進協議会」は、令和4年9月に皆様のお陰でその事業の全てを終え、無事に解散する事が出来ました。

しかし、このまま終えただけで良いのか、麁服調進と言う歴史的な事業や忌部の地域文化の伝承をそのままにしておいて良いのか、といった思いが協議会のメンバーの中で次第に募っていきました。次代にこの「伝統文化の歴史を紡いでいく必要があると」幹事の中から意見が上がりました。

そこで「伝統文化」の継承を行うため忌部の有志が集い、令和4年10月に協議会を引き継ぐ組織として、「一般社団法人 阿波忌部麁服保存会」が立ち上がりました。これからは、麁服調進の歴史や地域の文化を語り継ぎ、その伝承を進めて参りますので、ご支援の程よろしくお願い致します。

戦後、急激に経済を回復させ成長し、世界を席巻した昭和の時代。バブルが崩壊し長期低迷時代と言われるの中で、グローバリズムの名のもとに世界の安い物資や労働力が日本に押し寄せ、長期デフレが始まり苦しみ悩んだ平成の時代。

令和を迎え、武漢肺炎に苦しんだ3年間、現在はインフレ、戦争、半導体不足や食糧難と大きな変化が迫ってきております。変化時には痛みを伴うかもしれません。しかし、苦しみを乗り越えた先には、【令和】の名が示すとおり、「人々が美しく心を寄せ合う中で、新しい文化、新しい時代を切り開いていく」という思いが込められた日本人の本来の姿を現すことが出来る時代が、すぐそこまでやってきております。

私達 あらたえファームは、忌部の土に根をおろし風と共に生き 皆で種をまき収穫を祝う 互いを慈しみ自然に感謝する、21世紀の令和という新しい時代を新しい価値観と共に忌部の地にて歴史や伝統文化をともに携え歩みを進めて参ります。