あらたえファーム設立

2021年10月に徳島県吉野川市に設立された『あらたえファーム株式会社』は、有機肥料中心の野菜づくりに取り組む農業生産法人として「阿波スピンドル株式会社」の関連会社として立ち上げました。


このロゴマークは、あらたえファームの地元・吉野川市の聖なる山「高越山」とそのふもとを流れる「吉野川」と「里山」に囲まれた「農園」を表現しており、自然豊かな環境で、農薬も化学肥料も使わずに育つ、安心して食べられる野菜づくりを志していきます!

玉ねぎ・にんにく・ジャガイモの収穫が終わり、今はとうもろこしや夏野菜を栽培しており、これから、農園も広げて様々な野菜づくりに取り組んでゆきます。

さて、ファームのある徳島県吉野川市は、古代・阿波国麻植(おえ)の阿波忌部(あわいんべ)の方々が、大麻(おおあさ)を栽培して、神事に使い、大麻布を織り、大麻紙(和紙の原点)を漉き、日本全国に伝えていった原点の場所で、天皇即位の「大嘗祭」には、麻植の地で育てた大麻(おおあさ)の繊維「精麻(せいま)」から糸を紡ぐ「麻績(おうみ)」で出来た大麻糸をあらたえファームの地元・山崎忌部神社吉野川市山川町忌部山)にて織女達の手で麁服(あらたえ)に織り上げました。令和の天皇即位の際も阿波忌部によって、無事に調進されました。

その中心となった「阿波忌部麁服調進協議会(あわいんべあらたえちょうしんきょうぎかい)」の会長が「あらたえファーム」の代表でもある木村雅彦氏で、古代から神聖な仕事をする技術者集団「阿波忌部」の中心人物です。そのあらたえファームの関連会社である「阿波スピンドル」は、麻植(おえ)の阿波忌部の伝統産業である麻糸・絹糸を紡ぐ「ツム」を製作し、繊維産業の発展に多大な貢献をし、古くからの伝統技術を守り抜いてきました。

私は、同じ吉野川市で「衣・食・住の先人達の知恵を学び伝える」一般社団法人あわたまの奧野玲と申します。

https://www.facebook.com/awatama2017/

自然栽培の農業もやっており、志を同じくする「あらたえファーム」の取材と広報活動を担当する事になりました。

今後ともよろしくお願いします。

(左)雄大吉野川と中央に高越山(奥)

(中)令和の麁服(あらたえ)を織る織女達 

(右)あらたえファーム木村雅彦代表