阿波忌部とあらたえ

「あらたえファーム」がある徳島県吉野川市は、平成16年に町村合併で「吉野川市」になる前までは、古代より「阿波国麻植(おえ)郡忌部郷」と言って、天皇の祭祀を司る日本の二大シャーマン(忌部・中臣)の阿波忌部の拠点の場所で、古代より忌部が麻を栽培した麻畑が広がり、今はその地であらたえファームが自然栽培の野菜を育てています。

らたえファームの木村代表の会社である「阿波スピンドル」は、阿波忌部の伝統産業である麻糸を紡ぐ「ツム」を製作し、古代からの繊維産業の伝統技術を守り抜いてきました。

「阿波スピンドル」の周りにあらたえファームの農園があり、下の地図を見ていただいてもわかる様に、この「麻植郡忌部郷」には忌部山に忌部神社や古墳郡があり、その周辺に忌部七摂社など重要な神社や遺跡があり、それらを護るための忌部の立石などの「結界石」があちこちに立ち、強力な結界を張ってこの地を護っています。

地図の画像のようです

「あらたえファーム」の名前の由来になっている「あらたえ」とは漢字で「麁服」と書き、天皇が即位した年に一世一代の儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」に阿波麻植で育てた大麻の織物である麁服(あらたえ)が調進(天皇家から依頼を受けて納めること)されます。

天皇家と阿波忌部は日本の神話の「天の岩戸神事」からの強い繋がりがあると言われています。天の岩戸神事を司ったのは阿波忌部の祖先である天日鷲命(あめのひわしのみこと)で、大麻を植えて産業を起こしたとして「麻植神(おえのかみ)」として阿波をはじめ、日本各地で祀られています。

 

図にある忌部七摂社のひとつ「岩戸神社」の御祭神は麻の神「天太玉命(あめのふとだまのみこと)」で、神社の御神池は「麻晒池(おざらしいけ)」と言い、神代忌部が御神麻を晒した聖なる場所であったと伝えられています。

 

平成と令和の天皇即位の麁服調進までの様子やその際に使った織機や道具・織女の衣装・その際に織った麁服の見本などが、吉野川市役所山川支所の2階に常設展示されていますので、興味がある方は、見に行ってください。

 

また、先日この徳島で弥生時代初期の麻糸玉が発見されました。弥生時代の麻糸玉は全国で初。実物を見に行って来ましたが、映像や写真で見ると太そうな麻糸に見えましたが、実物はとても細い糸に紡いであり「縄文から弥生に以降する時代にこれほどまでの繊細な手紡ぎの技術があったのか!」と驚愕しました。表面に赤い漆が塗られた糸で、古代の祭祀か装飾として使われていた物と思われます。

 

今回は「阿波忌部とあらたえ」の歴史についてお話しさせていただきました。阿波忌部のとても古くからの歴史と伝統のある地で、自然栽培で育てられたお野菜「あらたえファームセット」や「あわたま新鮮便」も引き続き販売いたします。数に限りがありますので、ご希望の方は、あわたま・奧野まで、ご連絡ください。

あらたえファームセット・あわたま新鮮便、それぞれご希望の方は、下記「一般社団法人あわたま」まで、ご連絡ください。